技術解説

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ボディ剛性① ねじり剛性と乗り心地・操縦安定性

 本サイトではこれまで剛性や強度、高張力鋼板やらギガプレスやらを解説してきましたが、今回はボディ剛性を掘り下げていきます。ボディ剛性にはねじり剛性、縦曲げ剛性、横曲げ剛性、局部剛性などがありますが、まずはボディ剛性の基本であるねじり剛性に...
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デュアルピニオン式電動パワーステアリングはなぜイイのか

 近年、デュアルピニオン式電動パワーステアリング(EPS)の採用が国産Cセグメントクラスにも広がっています。デュアルピニオン式はなぜ、何がイイのでしょうか?自動車メーカーやモータージャーナリスト達は『デュアルピニオン式EPSは良い...
マツダ

【試乗記】私がCX-60を買わなかった理由

 前回のCX-60の記事では3.3Lディーゼルマイルドハイブリッド(AWD)に乗って感じたステアリングフィールの悪さなどを書きましたが、今回はガソリンモデルの25S L Package(FR)に乗ることができました。通勤と長距離ドライブの...
トヨタ

トヨタのギガキャストとEVプラットフォーム戦略を分析

 2023年6月にトヨタ自動車が開催した技術説明会「Toyota Technical Workshop」では、「クルマの未来を変えていこう」をテーマに次世代の新技術が公開されました。その中で今回注目したのはテスラが先陣を切っていたメガキャ...
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プレミアムコンパクトの地位を築けるか レクサスLBXの狙いと価格と不安

 コンパクトカーの理想の一つはプレミアム化です。数々のメーカーがプレミアムコンパクトのブランド化を目指し、その高い壁に阻まれてきました。レクサスLBXはそんなプレミアムコンパクトのBセグメント市場にレクサスが初参戦する重要モデルです。 ...
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その部品 鋳造?鍛造?

 前々回(鋳造)と前回(鍛造)の記事では、それぞれの製造方法やメリット、デメリットについてそれぞれ解説してきました。私が自動車エンジニアとして関わった部品はクルマの部品点数の中ではごく一部ではありますが、量産車においてコストと性能、品質は...
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フォルクスワーゲンID.2 allでわかる最新EVプラットフォーム戦略

 フォルクスワーゲンは、コンパクトEVコンセプト『ID.2 オール』(Volkswagen ID.2 all)を発表しました。これは2025年に市販予定の小型EVを提案したコンセプトカーです。市販モデルは『ID.2』になるのではないでしょ...
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鋳造(ちゅうぞう)のメリット・デメリット

 鋳造(ちゅうぞう)の最大のメリットは中子(なかご)を使うことで鍛造(たんぞう)では実現不可能な複雑な形状や、中空構造を作れることにあります。この中子は砂を樹脂で固めたものでできており、製品が固まった後振動を加えて崩すことで取り出します。...
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鍛造(たんぞう)のメリット・デメリット

 クルマには様々な部品があり、部品によってその製造方法は様々です。なかでもエンジンなどの重要部品を作る鍛造(たんぞう)と鋳造(ちゅうぞう)の技術は、クルマづくりには欠かせません。クルマの電動化が進むことでエンジンが無くなり、鍛造や...
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ダイハツで不正発覚 側面衝突の認証試験とは不正内容を解説

 2023/4/28にダイハツによる記者会見があり、以下のような発表がありました。” 海外市場向け車両の安全性能に関する認証において、側面衝突試験で前席ドアの内張り部品(ドアトリム)内部に本来の仕様にはない加工を施すという不正を行った。 ...
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