技術解説

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クルマのタイヤ 凝着摩擦のメカニズム

クルマのタイヤはなぜゴムなのか?  タイヤに使われるゴムの摩擦力には、高校物理で学ぶ古典摩擦力学では説明できない特性があります。実はタイヤの摩擦力の発生メカニズムは、大きく分けて3つあります。それは、凝着摩擦、ヒステリシス摩...
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ロールアンダーステアとは

 読者のみなさんは『ロールアンダーステア』を理解できていますか?『ロール』も『アンダー』もわかるけど『ロールアンダーステア』となるとよくわからないという方が多いのではないかと思います。実際、Google検索で『ロールアンダーステア』を検索...
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ボディ剛性⑤ 〜局部剛性と取り付け剛性の違い〜

 これまでの記事(ボディ剛性①〜④)でボディのねじり剛性や横曲げ剛性、縦曲げ剛性について解説してきました。しかし、クルマの剛性にはボディ全体の剛性だけではなく、局部剛性や取り付け剛性と言われるものもあります。今回は一般にあまり理解されてい...
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EVにFan to Driveはあるのか 〜EVのハンドリングとタイヤキャパシティの話〜

 現在、私自身は純ガソリンエンジン搭載のクルマとバイクしか所有していませんが、EV嫌いというわけではありません。むしろEVの将来性には大いに期待しています。EVへの関心が高まったのはBMWがi3を出した頃ですが、それからというもの...
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ボディ剛性④ クルマの縦曲げ剛性とは

 ボディ剛性の第4回目は縦曲げ剛性です。ねじり剛性や横曲げ剛性と異なり、なかなか調べても出てこないのではないでしょうか?ここでは、クルマの縦曲げ剛性がどんな役割を果たすのか、縦曲げ剛性の解説や議論が少ない理由についても解説していきます。 ...
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ボディ剛性③ 横曲げ剛性

 前回はボディ剛性の中でも基本となるねじり剛性について解説しましたが、今回は横曲げ剛性です。ねじり剛性が高速安定性や乗り心地の面でメリットがあるのに対して、横曲げ剛性は操縦安定性(とりわけ操縦性)に寄与すると考えられています。操縦安定性と...
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ボディ剛性② ボディ剛性の設計

 前回の記事ではボディ剛性の基本であるねじり剛性について、操縦安定性や乗り心地への影響や原理について解説しました。今回はボディ剛性について語られる話の真偽について、自動車メーカーエンジニアの視点から解説したいと思います。 ねじり剛性...
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ボディ剛性① ねじり剛性と乗り心地・操縦安定性

 本サイトではこれまで剛性や強度、高張力鋼板やらギガプレスやらを解説してきましたが、今回はボディ剛性を掘り下げていきます。ボディ剛性にはねじり剛性、縦曲げ剛性、横曲げ剛性、局部剛性などがありますが、まずはボディ剛性の基本であるねじり剛性に...
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デュアルピニオン式電動パワーステアリングはなぜイイのか

 近年、デュアルピニオン式電動パワーステアリング(EPS)の採用が国産Cセグメントクラスにも広がっています。デュアルピニオン式はなぜ、何がイイのでしょうか?自動車メーカーやモータージャーナリスト達は『デュアルピニオン式EPSは良い...
マツダ

【試乗記】私がCX-60を買わなかった理由

 前回のCX-60の記事では3.3Lディーゼルマイルドハイブリッド(AWD)に乗って感じたステアリングフィールの悪さなどを書きましたが、今回はガソリンモデルの25S L Package(FR)に乗ることができました。通勤と長距離ドライブの...
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